「旅館みゆき屋」は、庭先に並んだ骨董を辿っていくと玄関がある。玄関を入るとすぐに骨董品の数々や長火鉢が目に飛び込んでくる。旧館は昭和31年に、本館は昭和41年に建てられたそうだが、もっと歴史を感じるのは、骨董品たちが創り出している雰囲気のためだろう。主人の古陶磁好きから始まり、少しずつ集めているうちに宿は骨董品に埋もれていき、今も増え続けているそうだ。収集歴は半世紀になるという。その骨董品たちが宿に趣を加えて、古いもの好きにはたまらない、他にはない宿になっている。
料理は女将が手掛ける。器を愛でる女将の料理は、目に鮮やかで豪華に映るが、不思議とどこか懐かしい気がする。優しさを大事にしている女将から伝わってくるのかもしれない。
温泉はもちろん源泉掛け流しで、石造りと岩風呂の2つの露天風呂と内湯で楽しめる。内湯にある「蒸し湯」は小さな出入り口から入る。一坪足らずの広さで中に灯りはないが、目が慣れてきたらなんとなく様子がわかるようになる。美容にはとてもいいそうなので、お試しあれ。いずれも貸切り利用でき、空いていればどうぞという自由で気兼ねないスタイルになっている。
女将の仕事は大変忙しく、朝は5時半に起きて、夜中の1時半頃やっと就寝するそうだ。起きている間中、何かしら仕事があり、もう身体がそのサイクルになっているという。その仕事を支えているのは、人との出会いだそうだ。「この仕事をしているからこその出会いがある」と気づいた瞬間から、苦労は楽しさに変わったと女将は言う。これからもすべての出会いを楽しみにしていると。
お一人様料金 | 2名1室 | 3~4名1室 | |
1泊朝食付 (旧館客室) |
平日 | ¥8,000 | - |
休前日 | ¥9,100 | - | |
1泊朝食付 (本館客室) |
平日 | ¥9,100 | ¥8,800 |
休前日 | ¥10,200 | ¥9,900 | |
素泊り (旧館客室) |
平日 | ¥6,900 | - |
休前日 | ¥8,000 | - | |
素泊り (本館客室) |
平日 | ¥8,000 | ¥7,700 |
休前日 | ¥9,100 | ¥8,800 | |
お子様料金 | ・大人に準じた料理の場合:70% ・お子様ランチの場合:50% ・お布団のみの場合:¥2,700 ・2歳以上で何も必要ない場合:¥1,600 ・2歳未満で何も必要ない場合:無料 |
部屋での食事 | お一人様1,000円アップとなります。基本的に夕、朝食ともお食事処でお召し上がりいただきます。 | |
クレジットカード | ||
駐車場 | 10台 | |
送迎 | ||
洗顔セット | 歯ブラシ、タオル、石鹸 | |
バスセット | バスタオル、浴衣 | |
貸し出し品 | 囲碁、将棋、トランプ、花札 |
【収容人数】 28人 |
〒874-0042 |