　島根県安来市にある、さぎの湯温泉（鷺の湯温泉）は、松江の玉造温泉と米子の皆生温泉に間に位置するためか、全国的に有名ではありませんが、歴史は古く山陰の名湯です。その歴史は洪水で埋もれた時期があり、現在の温泉はおよそ100年前に再興されました。美肌の湯と知られ、毎分400リットル湧出し、温泉施設も少ない分、掛け流しの湯でくつろげます。
　また、そのさぎの湯温泉から徒歩1分のところに、足立美術館があります。近年、アメリカの日本庭園の専門雑誌に10余年あまり庭園日本一の評価を得たり、ミシュランのガイドにも最高評価を得てたりして世界的にも注目を浴びています。横山大観をはじめとする日本画家の巨匠の作品群や魯山人や河井寛次郎などの陶芸など多くのコレクションがあり、庭園とともに鑑賞を楽しむことができます。
　温泉と美術館の取り合わせは、偶然ながら西日本でも珍しく、また周辺は松江、大山、出雲大社など観光スポットもたくさんあり、出雲の旅行の滞在としても選択肢に入ります。

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