「しまなみの小さな家」は、大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋から1キロほど下ったサイクリングロード沿いにある農家民宿だ。ここでは11月から5月までの収穫できる苺の栽培をメインにしており、収穫体験もできることが一番の農家民宿としての特徴だ。
その苺の栽培は息子さん夫婦で、民宿はお母さんとお父さんで営んでおり、チェックインした際にはちょうど若夫婦がヤギの世話をしていて挨拶を交わし、中に通された。それぞれの穏やかな人柄に触れ、洗練さはないが、通常の宿にはない優しい空気に包まれている。またホスト役のお母さんに夕食の食事処を尋ねたことがきっかけで、この島のことから趣味の話まで話が広がり、初めて来たにもかかわらず何度か訪れたような気分になった。
その際に伺った朝日を見ようと、翌朝起きてすぐそばの海沿いを散歩し見届けた朝焼けは旅の良い思い出になった。前述のように夕食の提供はないが、朝食はダイニングに通されお父さん、お母さんと一緒に頂く。この日は苺の収穫シーズンではなかったが、地元のパン屋さんのパン、手作りのジャム、優しい味の野菜スープや苺のスムージーなど色々食卓に並び、またその食材や作り方や農業のことなど話をしながら一品一品味わい、宿を後にした。
ここでは単にしまなみ海道の中継点としての泊りや、時間を急ぐ泊りを希望する人には向いていないだろう。旅先での人との触れ合いをおおらかにを楽しめる人におすすめだ。
料金 | 大人 | 子供 |
1泊朝食付 | ¥7,700 | ¥5,500 |
部屋での食事 | ||
クレジットカード | ||
駐車場 | 2台 | |
送迎 | ||
洗面セット | 歯ブラシ、タオル、石鹸、コップ | |
バスセット | バスタオル、部屋着 | |
貸し出し品 |
【収容人数】 5人 |
〒794-1403 |