‘16年3月、伯方島の木浦に島で初めてのゲストハウスが誕生した。往時の賑やかさを思い起こさせるような町の中心の入り組んだところに宿はある。一瞬どこにあるのか分からず、まごついていると宿のオーナー、ソルトさんが迎えに来てくれた。
館内は、ジブリ作品に登場しそうな雰囲気をもっている。もともとは昭和初期の歯科医院で、一年かけてそのほとんどをセルフリノベーションして宿となる。小さな受付窓だったり、調剤棚だったり、当時の面影が残っていて楽しい。柱や窓枠も色を塗り直し、和風なのにどこか洋風で、それが不思議としっくり収まっているのもおもしろい。
共有スペースは、置かれている本、絵や小物がオーナーのセンスを感じさせ、雰囲気がいいので、ついつい長居してしまいそう。ゲストハウスならではの交流の場として、とてもいい空間になっている。そこにはあたたかい優しい灯りが灯っている。大きくはないけれど、引き寄せられる灯り。その灯りは集う者に一会の出会いをもたらしてくれる。
「ゲストさんとの会話を通じて自分も旅をしているように感じる」というソルトさん。島の常夜灯のようにやわらかい光の灯る宿は、次の旅路へいざなう多くの出会いを待っている。
料金 | |
素泊り | ¥6,000 |
部屋での食事 | ||
クレジットカード | ||
駐車場 | 普通車2台+軽自動車3台 | |
送迎 | ||
洗面セット | タオル(無料)、歯ブラシ(100円) | |
バスセット | バスタオル(無料) | |
貸し出し品 | スクリーン、ドライヤー |
【収容人数】 10人 |
〒794-2305 |