湯原温泉のほぼ中心に油屋はあり旧道を挟んで「食湯館」と「夢酔庵」からなる。夕食を頂くレストランと浴場がある食湯館と、客室と貸切風呂の薬王湯がある夢酔庵である。
’24年7月から夕食はフレンチを提供する新しいスタイルに変わった。と言うのも次の世代の若主人が洋食の修行を東京で積み、満を持して帰ってきたからだ。新しい風は、それまでの食湯館の食事処は和食だったが、洋食のランチとディナーを提供するレストランになった。
この油屋が中心にあるのには訳がありこの地はその昔、湯治場として栄えたことや街道の旅籠として栄えたためで、今では15代目の主人は油屋の名前の由来を「お客様に油を売っていただくことに由来するのでしょうね。」と笑って話す。その横で微笑んでいる女将さんを見ると家族経営の温かさと歴史を感じる。
中に目をやると夢酔庵は、鉄筋の外観と入った印象は異なり主人が選ぶ趣味の良い調度品や、手入れを欠かされてない印象があり落ち着きを感じる。自慢の一つは、客室についているお風呂にも温泉がついていることで、川に向かって外を眺めながらゆっくり入浴できる。
一方、食湯館は、元の建物を外観や梁をほぼ残して改装され、昔の良さを残しつつ油屋を引き継いでいる。ここでの食事や入浴は、夢酔庵とは違う雰囲気を感じられ宿泊に色を添えるだろう。
油屋には多くの浴場がある。食湯館のお風呂がメインではあるが、夢酔庵の地下に貸切風呂の「薬王湯」という浴場がある。(通常、3,000円 / 50分で貸切にしているが当サイトでは特典として30分無料サービス)この横に油屋のみならず湯原温泉の宿に配湯している源泉の一つがある。この浴場は脱衣場とお風呂に境がない造りで、源泉が横にあるためか蒸し暑い岩風呂は、他ではなかなか味わえない独特な空気に包まれている。
元禄時代から続き温泉場の宿らしい風情を併せ持っていながら、洋食を提供する新しいスタイルに挑戦する湯宿は、どこか懐かしく、それでいて現代の空気を取り入れた他とは違う魅力を放っている。
部屋での食事 | 食湯館のレストランでお召し上がり頂きます。 | |
クレジットカード | JCB、VISA,MASTER、AMEX、Union Pay、Diners Club、DISCOVER、Apple Pay、iD、QUICPay、 交通系カード、d払い、PayPay au Pay、楽天ペイ、WeChatPay、Alipay |
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駐車場 | 8台(無料) | |
送迎 | 湯原温泉バス停まで | |
洗顔セット | 歯ブラシ、歯磨き粉、フェイスタオル、石鹸、コップ | |
バスセット | バスタオル、浴衣 | |
貸し出し品 | 色浴衣(女性限定、お一人様1着のみ) 湯浴み着(500円) バスタオル(追加分、300円) |
【収容人数】 24人 |
〒717-0402 |