常茂恵(ともえ)の歴史を紐解くと創業は大正14年にさかのぼる。萩は、明治以来多くの政界人、文化人や実業家を輩出しているが、地元にその客人をもてなす場がなかったことから、サロン的な交流の場として宿を始めたのが由来という。そのため、萩の迎賓館として創業以来、多くの著名人に愛され、長い歴史を背負って今日に至る。
現在の常茂恵は、二代目の建物にあたる。この二代目の建物は平成元年で、二階建ての低層のどっしりとした構えで、回廊や庭が宿としての情緒を一層深くしている。
また、宿そのものを城下町・萩として見立てて造られ、また萩の文化が感じられるよう、萩焼や萩ゆかりの各界の著名人の書、掛け軸、生け花や調度品をしつらえ、細やかなサービスを提供している。山口県内でも屈指の名旅館である。平成の建物ながら特別室や貴賓室は木造で、和の伝統の様式を重んじた客室はその最たるものである。
そして忘れてならないのが、会席料理。萩は魚の宝庫で、その新鮮な食材を使った料理は、季節感を大事にし、器や盛り付けに細やかな気配りが見え、宿の思い詰まっている作品のよう。
心から落ち着ける空間は、長い歴史だけでも完結せず、日本建築だけでも完結しないだろう。接客や料理を含めた、すべてのサービスに細やかな心配りがあって出来たものだろう。萩のエッセンスを凝縮し和の粋を大切にした宿は、「常に多くの人が訪れて欲しい、ともに栄え、恵まれるよう」と命名された創業当時の思いを受け継がれている。一度は訪れてみたい。
通常期間料金 (1泊2食付) |
2名1室 | 3名1室 | 4名1室 | |
標準客室 | 平日 | ¥25,362 | ¥22,000 | ¥20,371 |
休前日 | ¥27,500 | ¥24,241 | ¥22,612 | |
準貴賓室 | 平日 | ¥35,241 | ¥31,900 | ¥29,741 |
休前日 | ¥37,379 | ¥34,100 | ¥31,879 | |
貴賓室 | 平日 | ¥52,862 | ¥46,200 | ¥41,862 |
休前日 | ¥55,000 | ¥48,400 | ¥44,000 | |
お子様料金 | 小学生:大人料金の70% 幼児(食事布団あり):大人料金の50% 幼児(布団のみ):¥5,500 幼児(食事布団なし):¥3,300 |
部屋での食事 | 3名様まではお部屋で、4名様以上の場合は別個室をご用意します。 | |
クレジットカード | JCB、VISA、MASTER、UC、Diner's Club、NICOS | |
駐車場 | 25台 | |
送迎 | 東萩駅(事前にご到着時間をお知らせ下さい) | |
洗面セット | 歯ブラシ、歯磨き粉、フェイスタオル、石鹸、コップ | |
バスセット | 浴衣、バスタオル | |
貸し出し品 | 加湿器、DVDプレーヤー(いずれも無料) |
【収容人数】 102人 |
〒758-0000 |