「米長旅館(こめちょうりょかん)」は、今治港目の前にある。本州と四国を結ぶ瀬戸内の三橋ができるまでは、定期航路も多くあり、賑わいもかなりあったであろう。そんな時代のニーズがあり、この地に戦後すぐに宿を始めたという。今も続く当時からの建物は、中に入ると民芸調でノスタルジックな印象。
客室にバス、トイレはなく、不便さもあるが、尾道を含む、しまなみ海道の宿の中で、一番安価な1泊2食付の料金帯でサービスを提供している。合宿やビジネスの滞在が多いことも、うなずける。
サービスの中で一番夕食に気を配っているという料理。その中で手ごろな料金の夕食は、品数より実質的・家庭的な料理で、それより料金が上がると、品数も増え、見た目の派手さはないが、新鮮な地元の魚を使った料理は、瀬戸内の小魚料理となる。このあたりは、宿泊の目的により、上手に選択したい。
小さなロビーに、学生が合宿でお世話になった色紙が飾られている。この宿の主人をはじめ、女将、若主人とも、控えめで、素朴な今治の人情に触れることができる。
最後に、エピソードを二つ紹介しよう。ひとつは、しまなみ海道はロードバイクのメッカだが、フレンチバルブ対応の自転車の空気入れがある宿は、なかなかない。自転車に理解があることは、当然自転車の保管等にも気を配ってくれている。二つ目は、元永世棋聖の米長氏の秘書が訪れ、旅館名の「米長」の由来を尋ね、これは米屋で先代の「長吉」の名前に由来し、「よねちょう」ではなく、「こめちょう」だと談笑した、というエピソードがある。
お一人様料金 | 通常期間 (平日・休前日とも) |
GW・お盆・通年の土曜含む三連休 (4/28~5/5、 8/13~8/16) |
年末年始 (12/31~1/3) |
1泊 2食付 (エコノミー) |
¥7,300 | ¥7,800 | サービスなし |
1泊 2食付 (スタンダード) |
¥8,400 | ¥8,900 | サービスなし |
1泊 朝食付 | ¥5,400 | ¥5,900 | サービスなし |
素泊り | ¥4,500 (1名1室の場合:¥4,600) |
¥5,000 (1名1室の場合:¥5,100) |
¥5,000 (1名1室の場合:¥5,100) |
お子様料金 | ・小学生のお子様は、上記料金より¥800引きとなります。 ・小学生未満のお子様は、布団¥1,200(食事も布団も必要ない場合は無料) |
部屋での食事 | 夕・朝食とも、お部屋でお召し上がり頂きます。 | |
クレジットカード | JCB,VISA,MASTER,DC,UC,AMEX,NICOS | |
駐車場 | 5台 500円 / 24時間 |
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送迎 | 今治駅まで *事前にご相談下さい。 |
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洗顔セット | タオル、石鹸、歯ブラシ、コップ | |
バスセット | 浴衣 *バスタオルは、お申し出下さい。 |
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貸し出し品 | 買い物カゴ付自転車4台(無料) 自転車空気入れ(ロードタイプ対応) |
【収容人数】 22人 |
〒794-0015 |